黒猫の勝手気ままな放浪記

 自分の趣味に走るとこうなってしまった(」゜□゜)」 という女子高生が送るブログです。
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 § 月夜の姫 と 闇夜の騎士 第一幕
2008年06月17日 (火)

いままで小説を書き終えたことのない葉桜ですが。
長編と短編しか書いてなかったので中編に挑戦しますっ!
ということで寛大で突っ込み精神豊富な方は追記をどうぞ。


まって。
おいてかないで。

どうか。

どうかお願いだから。


―――――――― 消えないで。




頭の中に響く声。もう何度見たか分からない夢とともに心を絞めつけながら絞り出される声は泣いた。
それがいつ、誰が、どういう状況で紡ぎ出した言葉か。忘れようとも忘れられはしない。
けだるく重い躰を無理やりにおこし、服を着替える。

もう少し。
あと、もう少しだから。

と。



少女の朝はいつも早い。日の出から一時間もしないうちに目覚め、家を出る。朝の冷たい日を浴びながらゆっくりと散歩気分で登校するのが彼女の日課だった。
日の光は強い。だから彼女はまだ日の力が弱いうちに外を歩くのだ。
だが最近その時間が日ごとに遅くなっていっていた。今や学校の始業にさえぎりぎり間に合うかどうか。日増しに体力が落ち、眠気が常に付きまとい、まるで重力以外の力が躰にのしかかっているようだった。

彼女はそれがうれしかった。

もうすぐだ。もうすぐで――――



今日は久しぶりに日の光の弱い時に家を出た。1ヵ月ぶりくらいの、彼女にとっての気持ちのいい朝だった。もちろん躰に加わる重さが弱まったわけではない。
線路わきの細い道をその細く白い足で踏みしめながら歩く。肩にかからないくらいの黒い髪を揺らしながら。

と、小さな子どもが飛び出してきた。

染めたのだろうか。その少年の髪は、まだ小学校の3年生4年生くらいなのにまっ黄色だった。
最近はそんなものなのかと思いつつもその派手な髪の色をどことなく懐かしく、きれいだと感じていた。そんな平和なことしか考えていなかったが、少年のほうにしてみればその呑気な一瞬でさえも一大事だった。

「助けてっっ。」

はしってくる少年の言葉の意味を考える前に後ろから見るからに悪役である男たちが3人。かけてきた。ちょうどその男たちが少女と少年の間近に迫ったとき。やっと少女は少年の言葉の意味を理解した。

しかしすでに時遅し。
次のことを考える間もなく意識は暗闇へと落ちた。
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[ 19:08:28 ]  自作小説―月夜の姫 と 闇夜の騎士TB (0) |  CM (0) |

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